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取組と実施方法

協調演習による取組

本取組の主題である協調演習とは,学生たちが互いに教えあうことによって理学的知力を身につけようとする取組です。理学部では講義で得た知識を「知る」から「わかり」「使える」ものへと転換させるために,学生と教員の,そして学生同士の深い信頼関係をベースに協調演習を実施してきました。協調演習で学習者のコミュニティーを形成することによって,成績の振るわなかったものは学習態度が変容し,成績の優秀なものは「教えることによって学ぶ」のです。私たちはこのような協調演習により磨き上げた知識を相互にリンクさせることにより,「使いこなせる確固たる知識」に裏打ちされた創造性豊かで新しい学問領域のフロンティアとして活躍する研究者の育成を実現することができると信じています。

(専門的)協調演習

協調演習の実施方法

専門的協調演習は次のように実施されています。まず,演習担当教員が,学生たちの個性を最も良く把握しているチューターの意見を取り入れながら班分け(1班5名程度)を行います。各班は,Helper(主に教える学生:1~2名)とLearner(主に学ぶ学生:3~4名)から構成されています。しかし,各班の中の誰がHelperで,誰がLearnerになるかは議論が始まるまでわかりません。また,協調演習では,学生相互の議論を促すために,ゲーム性を盛り込んでいます。例えば,班別対抗のタイムトライアルで所定の演習問題を早く解答したチームを勝ちとするルールを設けています。ただし「問題の解答の説明を誰にやってもらうかわからない」ので,学生たちは「全員が同じように答えられないといけない。」と考え,納得するまで議論(協調的学習)を行うようになります。また成績下位の班が固定してしまうと,その班員の学習意欲が低下するので,毎回,成績最下位の班を解体して新チームを作り,各班の能力が均一になるように工夫しています。

協調演習(有機化学演習)の具体的ルール

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